【29歳のクリスマス vol.10】

先日このドラマのクイズをしましたが、

クイズを作るのに見てたら、結局全話きっちりみちゃいました笑

 

何回も見ているドラマを見ていると、

母は「また見てるの？」とかって呆れたように言いますが、このドラマだけは別。

 

泣き笑いも一緒に見てます。

 

だから、唯一ＨＤＤにも入ったままになっています。

 

 

 

このドラマはやっぱり、最終回の典子と彩の言い合うところが素敵。

 

賢ちゃんの子どもを妊娠した彩。

 

 “世界で一番優しい人の子どもを産む”という夢をこの手でつかんだの。

私はそれを絶対に手放したくない。

 

新谷のことを好きな自分も好きだし、産もうとしている自分も好き。

 

言ったら新谷はあの女のことも諦めてしまう、

私のために新谷を不幸にすることは出来ない。

 

私は強いんだよ、自分の人生好きになれたから。

 

 

産みな。

 

戸籍のことで文句言ってくる奴がいたら、私が行って蹴り入れてやるから。

 

おとっちゃんが必要になったら私がおとっちゃんしてやるよ。

 

親戚のおばちゃんでもおじちゃんでもしてやるよ。

 

ベビーシッターが必要なときは、アルバイトしてやるよ。

 

お金が必要になったら、残業でもばんばんして稼いでやるか！

 

だから、産みな、彩。

 

  

典子の温かさに涙です。

 

こうやって、この二人は怒って言い合って、分かり合って理解しあって、

そうやってずーっと一緒に歩いていくことが出来るんだなって。

 

すごいうらやましかった。

こんな友達を持てることは絶対に幸せなことだと思う。

  

 

賢ちゃんが新幹線の切符忘れたって戻ってきたとき、典子が賢ちゃんに聞いたこと。

 

「賢ちゃん、自分の人生好き？」

 

「好きだよ、俺は初めて自分の人生好きになった」

 

この言葉を聞いたから、そのときの賢ちゃんの柔らかな笑顔を見たから、

典子は“自分のために相手を不幸には出来ない”と言った

彩の気持ちを理解できたんだと思う。

 

賢ちゃんにも幸せになってほしいっていう気持ち、典子にも当然あっただろうし。

 

そして典子は、その言葉を、その柔らかな笑顔を、

彩に聞かせ、見せるために賢ちゃんに聞いたんだろうなとも思う。

 

彩が強く生きられるように、

賢ちゃんの幸せを壊したくないという気持ちを、彩に持ち続けて欲しいから。

 

 

電子図書だけで読むことの出来る、この続編。

典子の「おとっちゃんが必要になったら私がおとっちゃんしてやるよ」

という言葉を知ってか知らずか、彩の子・紗絵は典子のことを「典子パパ」と呼ぶ。

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