【岡村隆史恋愛救済企画 vol.3-2】

第二弾　その②

 

現在のタクシーのメーター：４７４０円 (岡村さんの所持金１７５８４円)

運ちゃん「どちらのほうに行かれますか？」

「えーとですね、えー、市ヶ谷方面に」

運ちゃん「はい、わかりました」

「市ヶ谷です」

「市ヶ谷」

「はい、今日も僕に全て任せてください」

「はい、じゃあ、」

「前回慌ててたんでね」

「えぇ」

「あれですけど、今日はもう」

「さ、デート始まりました」

「コースは、じゃあお任せ」

「お任せで、僕にお任せで」

「はい」

「わかりました、今日はぐいぐいひっぱて行きますから」

「はい笑、市ヶ谷ですか？」

「市ヶ谷で」

「市ヶ谷は何がありましたっけ？」

「それは言えない」

「笑」

「行ってから、たぶん」

「行ってから？」

「はい、“わ～、素敵！”ってたぶん思うかもわかんないですね。

あんまりたぶん、ん～、松下さんがあんま経験したことないような、

今日は素敵な思い出がたぶんたくさん出来ると思います。

たまに本当気分が滅入ったときとか行くんですけど」

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「行き先は、岡村さんの頭の中だけです！こんなロケ、嫌です！笑」

「たぶん時期が時期だけにね、寒いんでね、あれかもわかんないんですけども、
きゃっきゃっきゃっきゃ言いますよ、二人」

「笑、ホントですか？近いですか、ここから」

「ここからどのくらいですかね？市ヶ谷」

運ちゃん「３０分近くかかると思うんです、混んでますから」

「３０分！？あらら」

「あ、混んでるんですか」

「３０分混んでて、料金どれくらいいっちゃうもんなんですかね？」

運ちゃん「そうですね、距離とあれでいくと、４０００円近くいっちゃうかもしれない」

「！」

「４０００円近く、、、(今の料金と合わせると)８０００円いっちゃうってことですか」

運ちゃん「はい、そうですね」

「タクシーってまけてもらったり出来ないんですかね」

「笑」

運ちゃん「すみませんけど、出来ないんですよね」

「そうなんですか？二人芸能人なんですけど、芸能人パワーで」

「笑」

運ちゃん「いや、逆にいただきたいくらいです笑」

「笑、あー、、、わかりました」

「寝起きで風邪ひいてて、ちょっと壊れてますね！今日頭からおかしい、岡村さん！笑」

 

上着を脱ぐ由樹さん。

「あ、暑いですか？」

「あ、大丈夫です」

「今日は何時に起きたんですか？」

「今日は、８時半ごろですね」

「８時半？８時半に起きてまず何をするんですか？いつも」

「今日は」

「はい」

「えっと、美容院に行きました」

「美容院。あら、これ」

「はい」

「髪の毛切ったのはいつなんですか？」

「髪の毛は、去年の暮れに」

「去年の暮れ？」

「岡村さん気付いたんですかね？今。

女の子がデートの日にね、おめかししてカットするっていうのは、

かなり気合入ってるって事なんですけど、岡村さんたぶん気付いてない！」

「えぇ。あ、嫌いでしたっけ？女性のショートカットは」

「いや！そんなことないですよ。僕、、、僕はショートカット派ですね」

「笑、それ、嘘言ってます？笑」

「嘘言うてないです、あのー」

「どっちがいいですか？ショートと」

「いや、今のほうがいいですよ！僕は今のほうが好きですよ」

「うん」

「評判どうですか？評判いいでしょ？短くして」

「ショートは似合うってよく言われるので」

「でしょ、めちゃめちゃ似合ってますよ」

「そうですか？」

「はい」

「前回と違って、二人ともちょっとなれた感じがでてて、いいですよ、雰囲気は」

「これぐらいがいいですか？」

「それぐらい、、、あんまり短くするとあれですからね、

東海林のり子さんみたいになってしまう」

「笑」

「それぐらいがいいですよ」

「これぐらいがいいですかね」

「短いほうがいいですわ」

「でも、男の人って、女性の長い髪はやっぱり好きだから、

お付き合い今までした女性とかは、みんな長くなかったですか？」

「一番初め付き合ったのは、中学３年生のときなんですよ」

「はい」

「ま、ほんまの話なんですけど、ほんまにチャラチャラした子嫌いやから、

すごいねほんまに、悪く言うと地味な、、、清楚っぽい、今時ではない子等が多いですよ」

「その子は髪長かったですね、肩、、、肩よりもっと、これくらいあったかな？

藤井さんて言う女の子、、、」

「笑、誰に似てるんですか？」

「だからほんまにね、松下さんは、ほんまにはまってるんですよ、タイプとしては」

「タッチとか知ってます？」

「はい」

「タッチの南ちゃんみたいな感じなんですよ」

「かわいいじゃないですか」

「かわいかったですよ、ホントに」

「なんでアニメやねん！

28歳で好きなタイプみなみちゃんって言うやつ、いないっすよ笑」

 

「初めてお付き合いしたのは、おいくつのときですか」

「１０代、、、」

「１０代ですよね？スポーツマンですか？」

「私、あんまりスポーツマン、、、

あの、いわゆる学校のヒーローになるタイプっているじゃないですか？」

「えぇえぇ」

「ガキ大将みたいなのが苦手なんですよ」

「あー」

「怖くて」

「あ、そういうんじゃないん、、、」

「ガキ大将みたいでした？」

「ガキ大将とまではいかないですけど、

でもいろいろ目立ってたのは目立ってたかもわかんないですね。

高校のときなんかは、高校のときはモテる要素いっぱいあったんですよ、僕」

「うんうん」

「僕これみんなに言ってるんですけど」

「うん」

「卒業文章作るじゃないですか、クラスで」

「はい」

「その時のアンケートで、面白い人で僕ナンバー１やって、

しゃべってて飽きない人ナンバー１やって、おしゃれな人ナンバー１やったんですよ」

「うん」

「モテる要素、めちゃめちゃあるじゃないですか？」

「うん」

「でもね、あかんかったんですよねぇ」

 

「もうまもなく新宿駅、えー平日ってこともあって、かなり渋滞してるみたいですね」

“タクシーは新宿駅前で渋滞にはまってしまった！

最初の目的地、市ヶ谷にはたどり着けるのか！？”

 

現在のタクシーのメーター：６０２０円 (岡村さんの所持金１７５８４円)

「何て呼ばれたいですか？彼女に」

「そうですね、岡村くんとしか言われてことないんですよね。

隆史を使った呼び方で呼ばれたほうがいいんですけどね、本当は！」

「本当は笑、呼ばれたことないんですか？」

「呼ばれたことないです、お付き合いした人に」

「隆史くんも、隆史さんも」

「あー、隆史さんなんてないです」

「隆史もないんですか？」

「岡村くん」

「自分ではどういうふうに呼ばれたいんですか？」

「僕ですか？、、、僕は、隆史くん」

「隆史くん？笑」

「はい、とか呼ばれてみたいですけどね」

「笑、隆史くん、、、隆史くんにしますか？」

「あ、はい」

「今日」

「いいんですか？隆史くんって呼んでもらっていいですか？」

「隆史くん笑」

「隆史くんって呼んでください」

「笑」

「恥ずかしくないですか？なんかおかしくない？」

「ちょっと、、、笑」

「岡村くんって言うのと、隆史くんって言うのとどっちがいいですか？」

「、、、岡村くんって言うとやっぱり、

隣に矢部さんの顔も一緒に浮かんでくるんですけど笑」

「なるほどなるほど」

「めっちゃ喜んでる！」

「隆史くんっていうと、なんかこのまんまの」

「なるほど！」

「感じがしますね」

「今の“なるほど”は、ものすごい喜んでましたね！“あ、なるほど！”って笑」

「ちなみに松下さんは」

「私は何がいいですかね？ずっとユキっていうのが、呼ばれてたので」

「えぇえぇ、でも」

「ん～」

「ユキって呼び捨てすんのも、あれですもんね、、、ユキちゃん」

「でもユキちゃんっていう歳でもないですよね？」

「あ、そうですよねぇ」

「あ、そうですか？笑」

「いやいや、そんなことないんですけど」

「笑」

「なんかユキって言うのは」

「なんか」

「なんかね、生意気っぽいじゃないですか？」

「うん」

「、、、由樹？由樹って呼ぶのか、、、由樹？由樹？あー、、、」

「笑」

「ここ難しいですよね」

「でも、隆史くんってかわいいですね？」

「そうっすか？」にやける岡村さん。

「えぇ」

「まじっすか？」うれしそう、、、。

「笑」

「隆史くん、、、」

「喜んでるで！」

「家のお母さんくらいしか言わないですよ、隆史くんて」

「お母さんそうやって言うんですか？」

「隆史くん、それかお兄ちゃんのどっちかですよね、、、
まだ、僕、松下さんでいきます。はい、あんまり、、、」

「私もじゃあ、岡村さんにします、、、」

「どないやねん！」

「まじっすか？何でですか？」

「隆史くん？」

「今までの話なんやったんや笑」

「隆史くんの方がいいですよ」

「はい」

「呼んだらええがなー、かなり進展した思ったのに」

「隆史くん、松下さん」

「はい」

「これがいつかたぶんね、うまいことかわっていくんですよ」

「うん」

「僕がいつか、由樹！って呼んじゃう日がたぶん」

「笑」

「くるんですよ」

「くるんですかね？そしたら、、、あー」

「“あー”でなんか終わっちゃいましたけど」

「笑、終わっちゃいましたね笑」

「終わっちゃいましたけど、なんか変なこと考えて？笑」

「笑」

「こんな顔して、今日キス狙ってるんですよ笑、偽善者やな笑」

 

その③に続く。

 

始まりました、タクシーデート～！！！！

それにしても、今回も所持金少ないなー。。。

 

「由樹、、、由樹？」って真剣に悩む岡村さん。

「なるほど！」って喜ぶ岡村さん。

呼び方の会話、面白かった。

いつか、「隆史」「由樹」と呼び合う日が来るのでしょうか、、、笑