【愛されなかった女 vol.1】

このドラマを見たときは、中学１年か2年、、、。

 

当時の私には少々刺激が強く、、、

 

まぁ、今見ても、ドキドキハラハラしてしまうんですけどね笑

 

 

 

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由樹さん演じる敬子。

 

エリート官僚の夫と小学生の息子がいて、

傍から見れば幸せな家族だが、夫との仲は完全に冷め切っていた。

 

そんな敬子の楽しみはテレクラ。

しかし、実際にデートなどをするわけでもなく、

待ち合わせをしてどんな男が来るのかを遠くから眺めて楽しむ、それだけだった。

 

しかしある日、中村(石黒賢さん)と名乗る男と待ち合わせをした際、

自分が待ち合わせ相手だとばれてしまう。

 

その後、再び中村と会う敬子。

 

その帰り道、中村の運転する車が人をはねてしまう。

だが二人はその人を助けることなく、その場から走り去る。

 

すると、敬子宛てに敬子の行動を監視していたようなビデオテープが届けられた。

 

気味悪く思う敬子だが、誰がそのビデオを撮ったのかもわからない。

 

ある日、ビデオを撮影していた香川に遭遇した敬子。

 

今までの敬子の行動を材料に敬子を脅す香川。

 

そして、ふとしたことから中村の素性を知ることの出来た敬子。

 

中村は、夏目という名の男だった。

 

夏目の下を訪れた敬子は、香川に脅されていることを話すと、

夏目も香川から脅迫を受けていたことを知る。

 

二人は、香川を殺す計画を立てる。

 

そして計画実行の日。

 

しかし、敬子は夏目が香川を絞殺している間に、夏目もろとも部屋に閉じ込めた。

 

殺人犯として逮捕された夏目は、獄中で敬子からの手紙を受け取る。

 

そこには、敬子と夏目との過去が書かれていた。

 

実は、二人は昔出会っており、その夜は共に夜を明かしたのだった。

 

敬子にとっては運命的な出会いだったが、

夏目にとってはただの遊びだったことを知った敬子。

 

しかし敬子は夏目の子を妊娠していた。

 

どうしても産みたかった敬子は、

その頃出会った今の旦那に、その旦那の子と偽って結婚・出産していたのだ。

 

つまり、敬子の息子は、夏目との子供だったのだ。

 

夏目のことをずっと覚えていた敬子は、

あの日テレクラで夏目と再会したとき、再び運命だと感じたのだ。

 

しかし、夏目はまったく敬子のことなど覚えていなかった。

 

そのとき、敬子は一時も愛されていなかったことを思い知らされたのだ。

 

 

 

このドラマですごく好きなシーンがあります。

 

敬子は愛のない結婚や夫との冷め切った仲を、夏目にこう言う。

「とにかく子供の好きな人だったから結婚したの。

この人なら大丈夫、どんなことがあっても家庭を守ってくれる、そう思ったの。

愛情なんて不確かなもの信じるより、ずっと懸命でしょ？」

 

愛してもらえなかった夏目を目の前にして、

笑いながら話す敬子がとっても愛おしく思えました。

 

 

私はこのドラマの静けさが好きです。

 

内容は結構刺激的な感じなんですけど、ずっと静けさが保たれていて、

その静けさが、敬子の愛されなかった悲しさや空しさを引き立てていると思います。