【岡村隆史恋愛救済企画 vol.4-3】

第三弾　その③

 

“そして、いよいよ本番。まずはシーン４、松下さんのオフィス。

ここでの出演者は、岡村の恋人役･松下由樹さん、

そして松下さんの上司役･矢部博之、さらに、松下さんの後輩役･吉野紗香である。

この３人の演技を、岡村・斉藤・マギーはモニターの前で見ている”

スタッフ「はい、本番まいりまーす！」

「よーい、スタート！」スカッ！(何の音かは後ほど)

「“このイベントに対して、我が社はかなりの先行投資となりますが、

成功と同時に、我が社には多大な利益が発生すると思われます”」

「“いや、そうは言ってもねー、松下君。我が社としても前例がねー”」

「“部長！２１世紀のプラッ！ぶぇ！”ごめんなさい、すみません笑」
由樹さんNG！！！

スタジオ「笑」

「どうしました？？松下さん！」

「すみません、もうね、緊張しますねー笑」

由樹さん、いつものドラマの現場とは違った雰囲気に緊張している模様。

「笑」

「全然緊張しますよー笑」

その姿を見た岡村さん「かわいい♡」

スタジオ「笑」

「かわいい」拍手をしながら満面の笑み

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「やっぱりほら、やっぱりねコントなんですよ」

「カチンコも鳴らないんですもんね笑」

さっきの“スカッ”はカチンコがうまく鳴らなかった音でした笑

スタジオ「笑」

「なんかね、いつから始めるのか、、、」

「笑、そうかそうか」

「すごいドキドキして」

「ドラマはね、スタートってね」

「カチンコ鳴らせよ！ちゃんと誰か」

「あ、いやいや、大丈夫です大丈夫です、すみません」

「ちゃうねん、出来るヤツおらへんねん」

スタジオ「笑」

「マジで？」

「お笑い(番組担当のスタッフ)ばっかりやから」

 

由樹さん、台詞を確認し、リズムをつけて言う練習。

「はい」

ディレクターさん「ファイ！！」裏返った！笑

スタジオ「笑」

「この人！！」矢部さん、ディレクターさんに近づく。

「おかしいよな笑、緊張してんねん！」

「ちゃんとしようぜ！！」岡村さんもディレクターさんに近づく。

ドラマ撮影に慣れていないぐるナイスタッフはやや緊張気味！？

「あのね、普通返事は“はい”、今“ファイ！ファイ！”って言うた」

スタジオ「笑」

「落ち着いて、落ち着いて」

「緊張しすぎやで！」

ディレクターさん「すみません」

「確かにドラマやけども」

「ぐるぐるもドラマ出来んねんっていうとこ、見せとかんと！」

「余計松下さん緊張するから」

「笑、本当」

「“ファイ”やって、びっくりした笑」

仕切りなおして、

スタッフ「はい、本番まいりまーす。よーい」カチンっ！ちゃんと鳴った！笑

「“このイベントに対して、我が社はかなりの先行投資となりますが、

成功と同時に、我が社に多大な利益が発生すると思われます”」

「“いや、そうは言ってもねー、松下君。うちには前例がねー”」

「“部長！２１世紀のイベントプランニングをリードすろ～とする我が社が、、、”笑
ごめんなさい」またまた由樹さんNG！！！

スタジオ「笑」

舌を出して、笑いながら悔しがる由樹さん。かわいい！！笑

「笑、惜しい！リズム乗りかけたね笑」

「私、役者なのにね笑、すみませんです本当、みなさん笑」

「そうですよね、確か松下由樹さん？」

スタジオ「笑」

「違う人だと思います」

「違う人っすか！？」

そんな由樹さんに岡村さんは投げキッスを送りまくる。。。

「これ、ホンマのドラマやったら(NGなんて)ないことですよ」

「緊張しますよ、、、」

「ホンマのドラマやったらないことってどういうことですか？」

スタジオ「笑」

「いや、気にせんといてください」

「これ、ドラマなんで」

 

“かなり緊張しているのか、何度もNGを出す松下さんをよそに、

岡村の頭の中は松下さんとのキスシーンでいっぱい！！

そして次はシーン５、岡村のオフィス。

ここでの出演者は松下さんの恋人役･岡村隆史、

そして岡村の上司役･斉藤洋介、さらに岡村の先輩役･マギー司郎である。

このシーンではベテラン俳優、斉藤洋介の演技が見所である”

矢部さんと由樹さんは、撮影をしているセットの前で本番を見ている。
スタッフ「はい、本番！よーい、スタート」カチンッ！

斉藤さん「“岡村！先月の契約台数、これ間違ってるぞ”」

「“すみません”」

斉藤さん「“お前は今の地位を守ろうとして、守りに、、、、”笑」斉藤さんもNG！！

スタジオ「笑」
「やった！！」

「やった、よかった笑」

「斉藤さんやった！」

「笑」

「今、俺ええ芝居しててんけどなあ！」

スタジオ「笑」

「ちょっとホッとしてるでしょ？」

「（気持ちをこめて頷く）」

 

“そして次はシーン６、岡村のマンション

ここで初めて二人は恋人役として共演するが、まだキスシーンはない。

女優松下由樹に対し、相手役はお笑い芸人岡村隆史。

一体二人はどんな演技に”

ドアの前に立つ二人、、、突然にやけだす岡村さん。

嬉しそうな岡村さん！！

スタジオ「笑」

口臭予防スプレーを口に吹きかける岡村さん。

「これはここから出すんですか？」

演技のチェックをする由樹さん。

 

スタッフ「それじゃ、よろしければカメラはいりま～す」

由樹さんが岡村さん宅に訪れるシーンなので、由樹さんはドアの外、岡村さんは中。

「閉めますね」ドアを閉める岡村さん。

再び岡村さんブレスケア。

そして、ドアの覗き穴から覗く岡村さん。。。怪しすぎです笑。

スタジオ「笑」

「狙ってますねぇ！キスのことしか考えてない」

 

“絶えず岡村の頭の中は松下さんとのキスシーンでいっぱい。

ここで斉藤さんとマギーさんは撮影終了”

お二人はスタジオを出て行く。

「えー、やべっち一人になってしまいました。隅へ隅へと追いやられてますけど。

次のシーンはなんか、初めて二人が本格的に絡むシーンですね」

スタッフ「よーい、スタート！」カチンッ！

由樹さんワインを飲んで「“このワインおいしい”」

「“なぁ、由樹”」

「“ねぇ、、、”　ごめんなさい、、、もう一回お願いします」由樹さん、またまたNG

スタジオ「笑」

「すみません笑」

謝る由樹さんに岡村さん、優しい笑顔。

「松下さん、またやりましたね～。今日は何回目でしょうね、数えたら」

矢部さん嫌味を言う。

「感じ悪いわ」由樹さんぼそっと反撃。

スタジオ「笑」

「笑」

「笑」

「彼、あんなヤツなんですよ」

ちょっとふくれっ面でうなずく由樹さん。

 

由樹さんと向かい合って立ったとき、身長差が気になった岡村さん。

「ちょっと、ちょっと上がったほうがいいですかね、これくらい」

足元が映らないシーンなので、背伸びをしてごまかそうとする岡村さん。

「笑」

「いや、嘘つきんなしですよ！そこはリアルに」

「笑」

「はい」

スタッフ「よーい、スタート！」カチン！

「“夢なんだ！一緒に暮らそう！！”」

「はははは」矢部さん本番中なのに笑い出す！
つられて由樹さんも「笑、ちょっと待って」

スタジオ「笑」

「ごめんなさい笑」

岡村さん、少し悲しそうに由樹さんを見つめる。

「あっちが、、、」矢部さんを指差す由樹さん。

「あの、君ちょっとうるさいから」

「笑、いや、違う、今のは、おもろいでお前！」

 

“スタジオでの撮影は終了し、あとは屋外で岡村と松下さんのキスシーンを残すのみ！

そのキスシーンに備えて、念入りに口臭チェックをする岡村。

果たして、どんなキスシーンになるのか？”

またまた岡村さん、ブレスケア。

 

そして、ロケ地へ。

“いよいよ、撮影大詰め。脚本家岡村隆史が選んだロケーションとは、

ラストのキスシーンは桜並木の下で！

そして、松下さんとのタクシーデートにかなりの思い入れがあるのか、

ドラマの中でもタクシーが使用される。

そして、松下さんも現場入りをし、あとは二人のキスシーンを残すのみ”

「キスを残すのみ」

「キス待ちですね」

「キス待ちですね」

「あのー、松下さんも心の準備、その他諸々よろしいでしょうか？」

「えっと、まだリハーサルしてないですから…」

「そうですよね」

「どういう風になるのか、全然わからないので」

「そうなんですよねー」

「あのー、キスのリハーサル」

みなさん「笑」

「笑」由樹さん首を横に振る

「ちょっと打ち合わせさせてもろてよろしいですか？」

「あ、僕おったら邪魔ですか？」

「邪魔ですし、あの、、、」

「別に二人きりにならんでもいいでしょ」

「あんまりないですね、ドラマでは」

「ねっ？」

みなさん「笑」

“突然、岡村がラストのキスシーンについて、

松下さんと二人きりで打ち合わせをしたいと言い出した。早速ロケバスの中へ”

岡村さんと由樹さんがバスの中でなにやら話している間、、、

「まだね、テレビを見てる皆さんには詳しいことは言うてなかったんでね、ここで」

矢部さんが台本を手に、ドラマの内容を説明。

「なんか、こう待ってるんですって、岡村さんが笑。なんか知らんけど！笑

松下“喜んでお嫁さんになるから”、岡村“しばらくの我慢だな”、

見つめあう二人、再び抱き合って熱いキス、、、なんのこっちゃ！！」

矢部さん、台本を地面に叩きつける！笑

二人がロケバスから降りてくる。

「長々とすみませんでした」

「決まりました？」

「松下さんも、わかれへんって言うてるから。僕ももうわかれへんて言うて、

お互いわかれへんから、そこはもうどうなるかわからない！」

「あ、そうなんですか」

「はい」

「ま、やってみないとわからんってことですか」

「だから、松下さんが気にしてたのは、そのー、、、身長の関係？」

みなさん「笑」

「そうですよね」

「結局、僕が(抱き合うとき)巻きつくしかないのかっていうような、

ちょっとバスの中でも討論になったんですけど」

由樹さん１６８センチ、岡村さん１５６センチ、その差１２センチ。。。
岡村さんが巻きつくしか選択肢はないでしょ、、、笑

 

“ついにラストシーンへ突入！一同緊張の瞬間である。

本番を前に緊張を隠せない岡村。

果たして岡村と松下さんのキスシーンはうまくいくのか！？

矢部はその様子をロケバスの中のモニターから見ている”

このときテレビ画面には、二人が向かい合って立っている状態で
キスシーンの本番を待っている姿が映し出され、小窓に矢部さん。

「なーんとですね、最後はラストシーンのキスシーンでございます

岡村、照れてるんですよ、これ、、、もつんかなコイツ！」

岡村さん、顔がにやけすぎです。。。

一方、由樹さんいたって普通、、、笑

「ほら、ずっと笑っとんねん、ほら笑」

スタッフ「本番まいります」

「はい」

「さ！」

「見つめあって、、、」

「ドラマと言えども、、、」

スタッフ「よーい、スタート！」カチン！

二人が近づく、、、

「岡村、岡村、あはははは笑」

キスをする、というところで二人は画面から消え、矢部さんの姿だけがテレビに映る。

つまり、キスシーンは、このあとのドラマの中で見てください、というお預け☆

「笑、いやー！いやー！恥ずかしい！！！」

 

そしてドラマが始まる。
『ＫＩＳＳ』　役名は、名前そのまま。

ドラマ自体の長さは１０分くらい。

＜あらすじ＞

北海道出身の岡村隆史。

東京で就職し、がんばってきたが、自分には東京は向いていないと痛感していた。

一方、仕事も順調で、次のプロジェクトでチーフになり意気込む松下由樹。

隆史は、仕事をやめ、由樹と一緒に田舎に帰ろうと決意した。

プロポーズをした隆史。しかし由樹は仕事が軌道に乗り、今は無理だと断る。

隆史が田舎に帰る日。

隆史はタクシーの前で由樹を待っている。

「やっぱり来ないか」隆史がタクシーに乗ろうとしたとき、由樹が走ってくる。

「あなたが田舎で自信を取り戻したら迎えに来て。
それまでに仕事片付けて、その時は喜んでお嫁さんになるから」と。

そして二人はキスをして、再び抱き合う。

 

撮影風景に切り替わる。

スタッフ「カット！OKです！」

体を離す二人。

「OKでました！行きましょう！」

「ありがとうございました」

「うははははは笑」矢部さん、爆笑しながら二人のもとへ。

「ありがとうございました」

満面の笑みで由樹さんにお礼を言う岡村さん。

「チューしましたね！チュー！」

「笑」

「あ、どうも、お疲れ様です」

「見てました？」

ちょっと照れてる感じあるけど、やっぱり由樹さん普通、、、笑

「見てましたよ、一部始終！」

「笑」

「いや～、興奮した！やべっち興奮した！笑」

みなさん「笑」

「僕が始終笑ってたのは、コイツの顔なんですよ！笑」

まだにやけが止まらない岡村さん。

「笑」

「初めてちゃいますかね、あんな顔見せたん」

「笑」

「やりましたね！」

「、、、キスしちゃった！」

みなさん「笑」

「キスしましたね！」

「はい」

「リードされてましたよね！？」

「いや、あの、なんでしょうねぇ、、、」

「なに考えてたの？唇合ったときなに考えてたの？」

「うわ～って思ったのね！うわ～って思ったのね！！うん」

「思ったのね？笑」

「う～ん、芸能人なって良かった～」

「チェックどうします？」

「え？見ないでってことですか？」

「どっち、いや任せようと思ってるんですよ、お二人に」

「どうですか？」岡村さんに聞く由樹さん。

「岡村さんは見たいんでしょ？笑」

「僕、僕ね、家でひとりで見たいんやけどね」

みなさん「笑」

「あ、ほんまっすか！？」

 

“全ての撮影が終了し、矢部は松下さんに岡村とキスした感想を聞きに”

「男としてどうでしたかね？岡村さん」

「でも、あの、毎回、あの、役がそのまんまの名前じゃないですか？私も岡村さんも」

「そうですよね、今回ね」

「そのまんまで居るときがあるんですよ、岡村さんが笑」

「あ、そうなんですか笑」

「あの、なんて言うんですか、ドラマで“よーいスタート”とかってなると、

切り替えしたりするんですけど、そのまんま立ってる、、、笑」

「そのまんまですよ、ぼーとしてますもんね」

「笑、それが、でも、すごく良かったんですよ！」

「あ、逆に？」

「うん、違うまた一面を」

「キスなんかはどうでしたかね？

まぁまぁ、芝居の中ですけどもね、岡村さんの唇なんかは」

「どういう風に言ったらいいんですかねぇ笑」

みなさん「笑」

「僕もわからない笑、
岡村自分ではプヨプヨしてるプヨプヨしてるって言うんですよ。

それをアピールしてるんですけど」

「大きいですもんね、口」

「そう、口でかいですから。プヨプヨしてました？」

「、、、(考える由樹さん)、、、内緒♡」

「内緒！笑」

みなさん「笑」

「意味深ねぇ！もう！！」


第三弾終了です☆
楽しんでいただけたでしょうか？？

由樹さんが最後に言っていましたが、
普通ドラマだと切り替えたりするけど、岡村さんはそのままだった、と、、、

由樹さんは完全に、由樹を役としてしか据えてないですね。
そりゃそーだ笑。

どんまい、岡村さん！！笑

こんなにNGを連発する由樹さんは、本当珍しいと思います。

撮影風景をさらに撮影しているので、
その場の空気は本当にバラエティって感じで、やりにくかったんでしょうね笑
コントじゃないのに、本番中に矢部さん笑い出すから、
由樹さん見事につられて笑い出しちゃうし、、、笑

きっとこの経験は、今のミラクルに活かされているのでしょう☆

矢部さんの嫌味に「感じ悪いわ」と言う由樹さん、面白かった！！笑
言い方が、これまた本当に嫌そうで笑

最後の「内緒♡」がすっごい可愛かった(>＿<)
ちょっと照れて、本当に「内緒♡」って感じでした笑

この当時、こんな風にバラエティで由樹さんを見られるのは、本当に貴重で、
しかも撮影風景をなんて、ファンにとっては本当にありがたくて楽しかったです。

第４弾は来月UPします。
第４弾も岡村さん脚本でドラマを撮影です。

これまた、衝撃的な展開が・・・・！？

え？え？えーーーーーーー！！！？？？
まじっすか、由樹さん！！！！！！！！！！！！！