【岡村隆史恋愛救済企画 vol.5-3】

第四弾　その③

 

リハーサル開始です！

 

“このシーンでの出演者は、主演・脚本岡村隆史、

そして松下さんを忘れるために岡村の恋人役ルミに鮎川なおみ、

喫茶店マスターに山下真司、岡村の友達に矢部、

そして岡村が恋をし、失恋する麗しの主演女優松下由樹”

「わがままなドラマに」

「ね、なんか大変なシーンがあるから、どうしよう、、、笑」

岡村さんの気持ちを知らない由樹さんは、

純粋に演技プランとしてラストシーンのことを考えている様子。

「大変なんですよね」

「はい」

「思いっきりバシッとやってください」

「はい、やってくれってことだったので」

「その痛さをずーっと感じてな！」

「はい、、、」

岡村さんの表情がちょっとおかしい笑

みなさん「笑」

「二段階あるんですよね」

「急に変わったぞ！？」

「バラエティ用とドラマ用で２段階キャラがあるんですね笑」

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喫茶店に由樹さんが訪れるシーン。

スタッフ「アイスコーヒーを、、、」

「はい、アイスコーヒーを」

由樹さんがカウンターに手を置いて注文すると、

「はい、アイスコーヒーですね」

と岡村さん言いながら、なぜが由樹さんの手を触る。

「あ！！さわさわさわ！！！」矢部さんクレーム！笑

「笑」

「触ったらいかんがな、お前」

「マジメに芝居やれよ！」

山下さんキレた笑

「はい、、、」

みなさん「笑」

 

“撮影は順調に進み、刻々と松下さんとの別れが近づく。

岡村のための誕生日ケーキまで作ってきてくれた松下さん、岡村の決心に迷いが。

そんな岡村の気持ちに拍車をかけるように、

なんと次の撮影場所に向かうロケバスの中で、ある重大な出来事が！？”

「たまたま新聞見てたんですけどね」

「うん」

「これ今日のＬＯＶＥ占いっていう欄があるんですよ」

「ＬＯＶＥ占い？」

「はい」

「うんうん」

「７月３日かに座ですよね」

「かに座です、はい」

「岡村さんね、全体運、冷静な判断を！あせると失敗してしまう！

今日が告白のチャンス！仕事を通して恋愛に発展の可能性が…」

てか、由樹さんもかに座だしね！！

「･････････」

「これこれ、まさにちょっと、ねぇ！？」

「まいったなぁ、、、」

「笑、ちがうがな！」

 

“今回の松下さんを諦める失恋ドラマに後悔し始めている岡村。

そんな岡村の気持ちをよそに撮影は進んでいく”

待ち時間にみなさんでお話タイム。

「電話番号聞いたのかよ！」

みなさん「笑」

「いい加減に聞いてくれよ、もう！！」

山下さん、キューピットのつもりらしい笑

「笑」

 

撮影は進む。

「“ごめんなさい隆史さん、私来週には東京に帰らないと”」

「“来週？”」

「“休暇は終わりって感じ”」

“ここでのシーンもスムーズに進み、撮影は無事終了。

そしてこのシーンで山下さんの撮影も終了”

岡村さんと握手を交わす山下さん。

「じゃ、松下」

「はい」

「よろしく、うちの隆史をお願いします！」

「はい」

「このとおりです」

みなさん「笑」

「なんとかひとつ、男にしてやってください！」

岡村さんと山下さん、由樹さんに頭を下げる笑

「笑、ドラマですけど笑」

「じゃあ！帰るぞ！」

「ありがとうございました」

「ありがとうございました」

「お疲れ様でした！」

「おぅ！」走って去っていく山下さん。

みなさん「笑」

「熱血や！」

 

(中略)岡村さんと鮎川さんの撮影です。

 

“そしていよいよこの失恋ドラマで、最大の見せ場でもあるラストシーン撮影に。

しかしここで、ラストシーンの撮影前になんと松下さんから、

最後の台詞のシーンをもう一度、岡村と二人きりで打ち合わせしたいと言ってきた。

やはり岡村が松下さんにひどくきつい台詞を言われながら殴られるという

このシーンに松下さんは戸惑っているのか。

岡村はこのきつい台詞を松下さんに言ってもらうことで、

本当に松下さんを忘れようとしている。

しかしそんな岡村の気持ちなど知らない松下さんは、この台詞に納得してくれるのか？”

 

二人が打ち合わせから帰ってくる。

「大丈夫ですか？」

「あ、えー、ちょっとトラブルありましたけども、えぇ、あのー、話し合いで」

由樹さん、ふくれっつらで戻ってきました。

完全に納得してないですね、これ笑

「示談で済みました」

「示談！？いや、使うとこ間違ってます！」

「笑」

「細かいトコでしょ？言葉とかね」

「そうです、うん。言葉も含め、動きも含め」

「もうすべて」

「どういう考えを持っているのかなと思って」

「あぁ」

「息が合わないといけないかなぁって」

「もう大丈夫なんですか？」

「はい」

「今話し合って」

「はい、、、笑、もうとにかくやれと」

みなさん「笑」

「とにかくやってくださいっていうことだったので」

「思いっきりが一番いいと思うんですよね」

「はい」

「そうですね、やっぱり思いっきりいっていただいたほうが、

あの、ドラマ自体も、こうしまりますしね、僕の気持ちもしまってくるんでね」

「なるほど」

 

“そして二人は、いよいよ緊張のラストシーン本番へ。

岡村の気持ちは当然知らない松下さん。

女優としてラストシーンをいいモノにするために、真剣な女優の顔になっていく。

岡村はこのラストシーンで、今までの自分の気持ちにケジメをつけ、

本当に松下さんへの想いを断ち切らなければならない”

矢部さんはモニターの前で、本番を待つ。

「さ、いよいよラストシーン本番です」

スタッフ「よーい、スタート！！」カチンッ！

「“由樹さん、、、”」

 

“そしてついに、岡村隆史主演・脚本、失恋ドラマ『何もいえなくて夏』完成！”

 

ドラマが始まる。

ドラマ自体は第三弾の『ＫＩＳＳ』と同じく１０分くらいでした。

＜あらすじ＞

隆史の勤務先の喫茶店に由樹が訪れ、隆史は由樹に一目ぼれをしてしまう。

親しくなった隆史と由樹は何度か二人で出かけるようになる。

しかし、ある日由樹に本当のことを告げられる。

「もう東京に帰らないと、、、。私、来月結婚するんです。」と。

由樹は結婚するものの、気持ちの整理がつかなくて湘南で休暇を取っていたのだ。

「そうですか、おめでとうございます」隆史は由樹の言葉を受け入れた。

由樹は隆史の言葉を聞いて「帰るな、なんて言ってくれないよね」とつぶやいた。

ある日、隆史が買出しから帰ってくると、カウンターの上に手紙が置いてあった。

由樹からの別れの手紙だった。

由樹を追いかける隆史。

そのあとルミがやってきて、由樹の手紙を読んでしまう。隆史を追いかけるルミ。

由樹を見つけた隆史は、自分の気持ちを正直に伝えようとする。

しかし、ルミもそこへやってきてしまう。

それでも、由樹に気持ちを伝えようとする隆史。

由樹は隆史の頬を叩き、目にいっぱいの涙を溜め、精一杯の強がりを言う。

「それ以上は言っちゃダメ！

あなたみたいな女心がわからないような優柔不断な男は大嫌いなの！

猿みたいな顔大嫌いだし、身長は高くないと嫌だし、

お笑い芸人なんて大嫌いだし、風俗好きなんて大大大大嫌いなの！」と。

(おかしいでしょ？笑)

そして、再び隆史の頬を叩く由樹。

由樹の言葉を受けた隆史は、悲しみをこらえるようにルミを幸せすると由樹に告げる。

隆史が「ありがとう、お幸せに」と言うと、

由樹も「あなたも」とにっこりと笑い、東京へと帰って行った。

由樹の車を見送る隆史。

 

スタッフ「はい、ＯＫです！」

「さ、ＯＫなりました！」

岡村さんのもとに駆け寄る矢部さん。

「岡村さん！ＯＫでましたね！叩かれましたですねぇ！」

みなさん「笑」

「ねぇ？」

岡村さんは涙をこらえるような表情で、何も言わない。

「叩かれ方、キツさが」

悲しみのあまり言葉が出ない岡村さん。

みなさん「笑」

「見事ね、あなたの思う通り、ドラマで振られましたよ！ね？どうですか？」

岡村さんは何も言わず、一礼して、走ってどこかへ行ってしまう笑

「岡村さん。岡村さん？？笑」

みなさん「笑」

「柳沢慎吾さんみたいやった、今！笑」

 

“岡村はあまりの悲しさに何も言わずに走り去って行ってしまった。

その岡村のいなくなってしまった現場へ、撮影を終えたばかりの松下さんが到着。

ラストシーンを終えた松下さんの反応は”

「今ね」

「はい」

「終わって岡村さんに感想聞きに来たんですけど、

なんかねちょっと涙を浮かべながら、がーと走って行ったんですよ」

岡村さんが走っていったほうを指差す矢部さん。

「え？」由樹さんきょとーん。。。

「去っていったんですよ」

「え、ドラマ、、、」

「終わってからですよ笑」

「え？そういうシーンでしたっけ？」

「いや、そんなシーンではないです。

松下さんが車で去ってＯＫのシーンなんですけど、自分も去っていったんですよ」

「え、何でですか？最後にお疲れ様の挨拶したいんですけど笑」

みなさん「笑」

「ですよね！」

「あの、このドラマやるにあたって、

岡村さんはなんか忘れたいって言うんですよ、松下さんのことを」

「もう、もういいって、あ、え、ってことは４回お会いして、もういいっていう？」

由樹さんちょっとさみしそうです。

みなさん「笑」

「いや、もういいっていうのはたぶん」

「もう会いたくないとか」

「いや、そうではなくて、なんか、

そのなんか実際に会うのは仕事だけやし、ドラマでは恋人同士でチューもしたけども」

「あー、、、はい」

「でもそれはお仕事の話やから」

「そうですよね」

「えぇ、プライベートでは、やっぱりそれは無理やから」

「えぇ」

「俺はしんどいと」

みなさん「笑」

「もう松下さんを忘れたいって言って、このドラマで振られたい」

「あぁ～！」由樹さん納得。

「で、こういう本を作りはったんです。あほでしょ？」

みなさん「笑」

「僕はアホだと思うんですよね、あの人」

「あ、えー、そうなんですか？じゃぁ、もう、ばいばいきーんですよね？笑」

みなさん「笑」

「ばいばいきーんですよね笑」

「あ、そう、なんだ残念ですね」

「そうでしょ？」

「えぇ、なんかあの今ここ、

ドラマ終わって、このままここにきちゃったんであれなんですけど、

私、自分の電話番号、、、」

「えぇ」

「自宅と携帯の電話番号を書いたカードを作ったんですよ」

「えぇ！」

「それを渡そうかなーと思って」

「えぇ！！！！！！」

まじっすか由樹さん！！！！！！！

スタッフ「笑」

本気で頭を抱える矢部さん。

「うそー！うそー！すごいタイミング悪い！！」

「今ね、このまま車に取りに行ったらあるんですけど」

「まぁじっすか！！！！」

「はい」

「これはやべっちも知らなかった！これビックリしました今」

「えぇ」

「うーわ、、、」

「次回を楽しみにしていたんですけど、残念です」

「ねぇ、残念、、、」

「もう渡しません、じゃあ、これ笑」

みなさん「笑」

「えぇー！！」

「いや、松下さんね、残念どころかね、これ重大発言ですよ、今！」

みなさん「笑」

「テレビでね、、、あ、じゃあ、もう一歩ちょっと深く、ね？友達、、、」

「でも、わーって行っちゃったんですよね？」

「わーって行ってもうたんです笑」

みなさん「笑」

 

“撮影も全て終了し、

岡村に渡すはずだった電話番号を渡さないまま松下さんは帰る。

そして矢部は一人でロケバスに乗って東京に帰る。

すると浜辺でうなだれている岡村を発見！

矢部は途方にくれる岡村に、松下さんの重大発言を教えることに。

果たして岡村の反応は”

「岡村さーん！」

矢部さんに気付いた岡村さん。

「忘れること、できましたか？」

「キレイさっぱり、忘れました！」

「でもね、岡村さん、一個ね大事なお知らせがあるんですよ、聞いてもらえますか？」

「、、、聞いてもらえます！」

「なんと今日ですね、

松下さんがなんかかわいらしいカードにですね、自分の電話番号をですね、

持ってきてですね、岡村さんに渡そうと思ってたんですって！！」

「、、、、、、まいったなぁ！！」

みなさん「笑」

「で？そのカードどうしたんですか？」

「いや、まさか僕が受け取れないんで、

僕から岡村さんに渡すのもちょっと失礼なんで、松下さんが持って帰られました」

「、、、アホか、お前！！」

「笑」

「お前、アホか？笑」

「笑」

“果たして、岡村と松下はこのあとどうなっていくのか？”

 

 

第四弾終わりです。

 

 

今回は、第三弾とは違って、撮影風景はあまりなかったです。

由樹さんも慣れてきて、NGもなかったのでしょう、きっと笑

 

それにしても、とにかく衝撃的告白でしたね。。。

 

由樹さん、これテレビよ！！みたいな笑

あ、でもテレビで言ってくれたほうがいいか、裏でやられてたら、、、ねぇ？笑

 

由樹さんは、この先の企画も楽しみにしていたんですね～。。。

本当、残念そうでした。

 

「ばいばいきーん」がかわいかったです笑

 

そして最後の岡村さんの「お前、アホか？」は、

本当に悔しそうな言い方で、面白かったです笑

 

さぁ、次の第５弾で最後です！！！！

なんだか、寂しいですねぇ、、、。

 

第５弾は、ペーパードライバーの由樹さんを、

岡村さんが助けつつ、サファリパークへ！！

天然炸裂です！！笑
そっちから入っちゃうの！？
そこでくつろいじゃダメだって！！！！

 

UPは来月ですが、お楽しみに～！！！